前回の続きから:商品はできたけれど
前回の記事で、初めての「小さな商品」を作った話を書きました。
小規模な店舗や個人事業主向けの、シンプルなWEBサイト制作です。
料金の目安も決め、ポートフォリオに掲載しました。
ただ、何度も書いているようで申し訳ないのですが、商品はまだ一件も売れていません。もちろん、収入もゼロのままです。
ありがたいことに相談をいただいている案件はありますが、まだ正式に決まったわけではありません。
前回の記事の最後には、
「次は、この商品を実際に誰かに届けるところまで進めてみたい」
と書きました。
本来なら、そのまま動けばいい。
でも、その前にどうしても一度、確かめておきたいことがありました。
「この方向で合っているのか」
それは、
「そもそも、自分が進もうとしている方向は合っているのだろうか」
ということでした。
51歳から副業に挑戦し、WEB制作やAIについて学んできました。
知人のDJバーのWEBサイトを作り、ポートフォリオを作り、小さな商品も作った。
この1カ月、目の前に出てくる課題には、一つずつ取り組んできたつもりです。
ただ、ふと振り返ってみると、
「この先も、この方向に進んでいいのか」
「世の中の変化と、自分がやろうとしていることは合っているのか」
ということを、きちんと考えたことがありませんでした。
商品を売り始める前に、一度確かめておきたい。
理由は、それだけです。
自分が進もうとしている方向に、少しでも納得してから動きたかったのです。
AIに相談してみた
そこで、これから需要が伸びそうな仕事について、AIを使って整理してみました。
- AI導入支援
- サイバーセキュリティ
- データ活用
- 医療・介護
- 教育・リスキリング
- クリエイティブ・コンテンツ制作
いろいろな分野を、今後の需要や未経験からの入りやすさなど、いくつかの視点から整理していきました。
ただ、ここで気をつけたことがあります。
AIが出してくれたものを、そのまま「未来の正解」として受け取らないことです。
将来の需要には、当然ながら予測の部分もあります。
だから、
「AIがこう言っているから、この仕事をやる」
ではなく、
「これを材料にして、自分はどう考えるか」
という使い方をしました。
これは、DJバーのWEBサイトを作ったときから、自分なりに意識しているAIとの付き合い方でもあります。
答えを決めてもらうのではなく、考えるための相談相手にする。
今回も、その距離感を大切にしました。
自分は二つの領域の「間」にいた
整理したものを眺めながら、
「では、自分の現在地はどこだろう」
と考えてみました。
一番近いと感じたのは、
「AI導入支援・業務改善」
と、
「クリエイティブ・コンテンツ制作」
の間でした。
WEBサイトを作ること自体は、クリエイティブ・コンテンツ制作に近い仕事だと思います。
でも、実際にDJバーのWEBサイトを作ったとき、一番時間を使ったのは、画面を作る作業だけではありませんでした。
このお店は、何を伝えたいのか。
誰に来てほしいのか。
そのためには、何が必要なのか。
依頼主と話をしながら、一つずつ整理していく。
そこにかなりの時間を使いました。
そして、その過程では何度もAIを使いました。
サイト構成を考える。
文章を整理する。
違う視点から意見をもらう。
自分の考えを整理する。
振り返ってみると、自分がやっていたのは、単純に「WEBサイトを作ること」だけではなかったのだと思います。
WEB制作と、AIを使った課題整理。
今の自分は、その二つの間にいる。
そんな感覚が、一番しっくりきました。
「間にいる」からこそ、入口は一つにする
ただ、ここで一つ問題にも気づきました。
いろいろできることがあるのは、必ずしも良いことばかりではありません。
依頼する側からすれば、
「結局、この人には何をお願いしたらいいの?」
となってしまう可能性があります。
これは前回の記事で書いた、
「できることを並べても、商品にはならなかった」
という話とまったく同じでした。
そこで今は、入口をWEB制作に絞ることにしました。
まずは、
「小規模な店舗や個人事業主向けのWEBサイトを作る」
という、前回作った商品をきちんと届ける。
その仕事を通して、依頼主が抱えている別の困りごとが見えてくるかもしれません。
業務をもっと効率化したい。
AIを使ってみたいけれど、何から始めればいいか分からない。
情報発信をどうすればいいか分からない。
そうした相談に、将来的には応えられるようになりたいと思っています。
ただ、AI導入支援や業務改善については、今の自分にはまだ知識も経験も足りません。
だから、最初から何でもできるように見せるのではなく、まずはWEB制作から。
そこから実際の経験を積みながら、少しずつ広げていく。
今の自分には、その順番が合っているように思います。
中小企業診断士を目指すことも、少しつながってきた
前回の記事でも触れましたが、私は将来的に中小企業診断士を目指しています。
これまでは、
WEB制作は副業。
中小企業診断士は将来の資格。
どこか別々のものとして考えていました。
でも今回、自分がこれから何をしていきたいのかを考えているうちに、この二つが少しつながって見えてきました。
WEB制作をきっかけに、小さなお店や事業者の方と関わる。
サイトを作るために話を聞けば、そのお店が抱えている課題にも触れることになります。
そこで、
「もっとこうしたい」
「ここで困っている」
ということが見えてくるかもしれない。
今はWEBサイトを作ることしかできなくても、いずれはその先の相談にも乗れるようになりたい。
WEB制作。
AI活用。
業務改善。
そして、経営について学ぶこと。
これまで自分の中で別々だったものが、少しずつ同じ方向を向き始めているような気がしました。
まだ「これが自分の仕事です」と言えるほど、はっきりした形ではありません。
それでも、
「この先、こういう方向へ進んでいきたい」
という輪郭は、以前より見えるようになってきました。
まとめ:考えるだけでは、方向が正しいかは分からない
今回、一度立ち止まって考えてみて、今の自分が出した結論は、
「今向かっている方向に、まずは進んでみよう」
というものでした。
大きく外れているとは思わない。
でも、本当に正しいかどうかは、まだ分かりません。
そして、たぶんこれは、どれだけ考えても完全には分からないのだと思います。
AIに相談する。
情報を調べる。
自分なりに考える。
それは大切です。
でも最後に答えになるのは、実際にその商品を必要としてくれる人がいるかどうか。
お金を払ってでもお願いしたいと思ってもらえるかどうか。
そこなのだと思います。
つまり、自分の方向が合っているか確かめるためには、結局、外に出してみるしかない。
今回立ち止まったことで、むしろそのことがはっきりしました。
次は、いよいよ前回作った商品を、実際に誰かへ届ける段階に進みます。
51歳から始めた副業への挑戦。
迷ったことも、立ち止まったことも含めて、引き続きLIFE SHIFT NOTEに記録していきたいと思います。

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