完成させたのに、副業には一歩も近づいていなかった

完成させたのに、副業には一歩も近づいていなかった LIFE SHIFT NOTE

前回の記事で、知人が営むDJバーのWEBサイトが、ようやく「一旦完成」と言えるところまでたどり着いた話を書きました。

あの記事の最後には、

「収入はまだゼロです」

「この経験を、次はどう実績や仕事につなげていけるか」

ということを書きました。

正直に言うと、あの時点の私は、

「サイトが完成したのだから、副業収入を得るところまでもう一息だ」

くらいに考えていました。

でも、実際はそう単純ではありませんでした。

確かに、一つのWEBサイトは完成した。

けれど、副業という意味では、何かが大きく動いたわけではありません。

もちろん、知人のお店のサイトとしては役割を果たしています。

ただ、それだけでは、

「この人にWEB制作を頼んでみようかな」

と、まだ私のことを知らない誰かに思ってもらうための材料にはなっていませんでした。

そのことにきちんと気づいたのは、恥ずかしながら、サイトが完成してからのことでした。

目次

「作れる」と「仕事として頼まれる」は、別の話

振り返ってみると、私はずっと「作れるようになること」「できることを増やすこと」ばかりに意識が向いていました。

  • WordPressを使えるようになる
  • サイトの構成を考える
  • デザインを整える
  • スマホ表示を確認する
  • SEOの設定をする

一つずつできることが増えていくのが楽しくて、そればかりに夢中になっていたような気がします。

でも、「仕事にする」という意味では、その先にもう一段階必要でした。

作ったものを、自分の実績として整理すること。

自分に何ができるのかを伝えること。

そして、依頼する側から見て、

「この人にお願いしてみたいな」

と思ってもらえる状態を作ること。

そこで初めて、ポートフォリオをきちんと作らなければと思いました。

最初に困ったのは、自分のことを書くことだった

ポートフォリオを作り始めて、最初に手が止まったのがプロフィール作成でした。

これが、思っていた以上に難しかったのです。

経歴を並べるだけなら、それほど難しくありません。

ただ、そもそもWEB制作に関して、胸を張って並べられるような経歴はありません。

「何を書けば、この人に頼んでみようと思ってもらえるのだろう」

そんなことを考えると、なかなか文章が進みませんでした。

悩んだ末、自分を実際以上に大きく見せることはやめようと決めました。

未経験の状態からWordPressを触り始め、実際の店舗サイトを一つ形にするところまで来た。

今の自分に正直に書けるのは、それでした。

「まだ途中だけれど、ここまでやってきた」

ということを、そのまま伝えることにしました。

それでも書いている間は、

「こんな内容で、本当に誰かに頼んでもらえるのだろうか」

という不安が何度もよぎりました。

それでも、今の自分に嘘のない形で、一旦プロフィールを書き上げました。

さらに難しかったのが「値段をつける」こと

プロフィール以上に悩んだのが、「料金」でした。

相場もよく分からない。

自分のスキルが、どれくらいの価格に見合うのかも分からない。

そもそもこれまで、フライヤーのデザインなどを知人から頼まれたときも、無償で作ることがほとんどでした。

誰かから依頼を受けて、

「この仕事はいくらです」

と伝えた経験が、ほぼありません。

振り返ってみると、それが「自分の仕事に値段をつけること」へのハードルを高くしていた理由の一つだったのだと思います。

ただ、今回WEBサイトを作ってみて、改めて感じたこともあります。

制作には当然、時間がかかります。

デザインを考える時間もある。

修正する時間もある。

サーバーやツールにも費用がかかる。

それをずっと、

「知り合いだから」

「勉強だから」

と無償で続けていたら、副業収入にはつながりません。

当たり前のことなのですが、いざ自分が値段をつける立場になると、急に難しく感じました。

結局、今回は無理にすべての作業へ金額を決めることはせず、

「内容に応じてご相談ください」

という形から始めることにしました。

これだけを見ると、少し逃げているようにも見えるかもしれません。

でも今の自分にとっては、分からないことを無理に分かったふりをするよりも、まず動き出すための現実的な選択でした。

実際に依頼を受けながら、自分に必要な作業時間や、適正な価格も少しずつ見えてくるのではないかと思っています。

作ったものを「実績」に変えていく

ポートフォリオを作り始めると、プロフィール以外にも必要なものが次々と出てきました。

  • 制作実績
  • できること
  • 料金の目安
  • お問い合わせ方法

最初からすべて考えていたわけではありません。

作りながら、

「これも必要だな」

「依頼する側だったら、これも知りたいだろうな」

と少しずつ追加していきました。

制作実績のページには、これまで作ってきたものの一部を掲載しています。

もちろん、まだ数は多くありません。

これから新しく制作したものを、一つずつ追加していくつもりです。

作業時間についても整理してみると、自分でもかなり差があることに気づきました。

イメージが固まっていれば、5時間ほどで形になることもある。

逆に、依頼主のイメージをうまく形にできず、何度も試行錯誤すると、20時間ほどかかることもあります。

WEBサイトとなれば、内容や規模によっては1カ月以上かかることもあるでしょう。

こういうことも、実際に作ってみなければ分かりませんでした。

お問い合わせについても、

「フォームだけでいいのか」

「SNSも載せた方がいいのか」

と迷いましたが、最終的には両方用意することにしました。

一つひとつは、本当に小さな判断です。

それでも、それを積み重ねていくうちに、知人のお店のWEBサイトを作った経験が、少しずつ「自分の実績」として見せられる形に変わっていきました。

完成したものを、次につなげるところまでが仕事なのかもしれない

今回、身をもって分かったことがあります。

それは、

「一つ作品を完成させれば、副業収入に一歩近づく」

というわけではない、ということです。

もちろん、完成させることは大切です。

以前の自分なら、そもそも実際の店舗サイトを一つ完成させることすらできませんでした。

だから、そこまで進めたこと自体は、間違いなく前進だと思っています。

ただ、そこから先には、

  • 作ったものをどう見せるか
  • 自分に何ができるのかをどう伝えるか
  • どうすれば次の依頼につながるのか

という、また別の課題がありました。

WEBサイトを作ることと、それを仕事につなげること。

この二つは、同じように見えて、まったく別の作業でした。

ポートフォリオは、ひとまず形になりました。

とはいえ、まだ実際の依頼が来たわけではありません。

収入も、まだゼロです。

だから次は、もう一歩進めてみます。

実際に「小さな商品」として売れるものを、一つ形にしてみる。

今は、そこを次の目標にしています。

51歳から始めたこの挑戦は、一つ完成しても、次々に「初めて」が出てきます。

作れば終わりではなく、その先に、また知らなかった課題がある。

少し遠回りしているように感じることもありますが、たぶん今の自分には、この一つずつ経験していくやり方が合っているのだと思います。

その過程も含めて、これからもLIFE SHIFT NOTEに記録していきます。

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